日別アーカイブ: 2004-07-17

細胞が憶えてる

夜も遅くに外食.食べ放題の店でわさわさ食っていると,
マスターへの誕生日プレゼント,ということでお客さんが
なにやら取り出して渡しました.開けていい? と
その場でしゃらしゃらひらくと,中に入っていたのは


ピンクレディー振り付け完全マスターDVD vol.1

さっそく見る,ということでカウンターに置いてある
ノートパソコンで上映大会.マスターは…踊ってました….
しかもほとんど完璧に.お客さんも何人かはきちんと踊ってる.
もうこの年代の人達は身体の細胞の芯までピンクレディーの
振り付けが染みとおっているんだなあと感慨深いものが
ありました.年の離れたぼくの姉のひともずっぽまり世代で,
よく踊っていたような記憶がぼんやりと.

今で言うモーニング娘。みたいなものかな.
それよりもっと爆発的なムーヴメントだったのか.
リアルタイムで知らない世代としては
なんだか妙な連帯感のなかで疎外感を味わってしまいましたとさ.

無機物におちょくられて

鍵の壊れた自転車をわっせわっせ担いで最寄りの自転車屋へ.
坂を降りて踏切を越えて,汗をかきかきなんとか到着.

店の中でなんかパンク修理っぽい作業をしていたおっちゃんに
すいません,このチェーン,錠が壊れてるんでなんとか
直してもらえませんか,と懇願.実はその時年齢につりあわない
かわいらしい額しか持ち合わせがなかったので,
チェーンを切ってもらう間にそばのコンビニの ATM で
金を下ろしてこようと思っていたのでした.

自転車の鍵の修理というのはもっとものものしいものだと
思っていたのです.なにせ防犯上切れにくいように
作ってあるものだし,それをごりごり切るのだから
大変な時間がかかるものだと思っていたのです,思っていたのです.

ちょっと見せてな,とおっちゃんにチェーンのかかったままの
自転車とその鍵を渡して,とりあえず鍵を挿してもらう.
かすっ.くるり.ぱちん.
目の前で鍵が開きました.ぼくの口は開きっぱなしでした.
はい,これでタダやで,と言っておっちゃんは自分の作業に
戻ろうとして.いやいやこれはおかしい,と自転車から
チェーンを外した状態で再度鍵を挿そうとしてみると
やっぱり挿さらない.再度視てもらうと今度はおっちゃんも
顔をしかめ,錠のほうへオイルなど吹きかけてがちゃがちゃ.
でもさすがにもうお亡くなりになられたらしい.
最後の最後でなんだったんだおまえの人生は.

新しいチェーンを買う.どれにする? …スペアキーの一番多い奴.
チェーン切断料金はかからなかったので,チェーン代のみで980円.
なんとかその場の持ち合わせで払って,ため息つきながら
自転車に乗って駅まで.なんか釈然としないけどまあいいか.