イケてない野郎どもの唄

さて,用事を済ませてもう日も傾き,
ライヴ会場へと足を運ぶ.ちょっと
遅刻してしまい友人と落ち合えず.
しかもいいかげんいい歳をしつつも
オールスタンディングのライヴは
初体験なのであります.なにをどう
したらいいのか,入場のしかたから
すでによくわかっていない.どうも
かなり優先順位の高いチケットで
あったらしく,立ち居並ぶ人混みを
かき分けて行列を遡りすり抜けて
会場入り.椅子がない.ステージに
人が張りついている.そこに並ぶ.

あ,友人みっけ.でもほぼ先頭に
いたため,そのちょっと後ろに立つ.
「ふふ,ぼくは君の後ろにいる」と
携帯からメールを ping.なんとか
意志の疎通は図れたがその位置まで
たどり着くことはできない.なので
その舞台間際のいい位置をキープ.
前から5列目くらいだからすぐそば
なんですが,結構遠くにも感じます.

そうこうしているうちに照明が落ち
ライヴ開始.GOING UNDER GROUND.
知らなかったんですがヴォーカルは
二人,三人,というか全員ちゃんと
声出して歌うんですね.フロントの
松本素生以外は全員すらーりとした
体型なだけに,ますますその存在が
ラヴリーなものとして感じられます.
炭水化物をたくさん摂取したせいで
むにむにと肥えて,より癒し系に.

しかしライヴのパフォーマンスは
きっちりかっちり決めてくれます.
ちゃんとかっこいいんだからすごい.
褒めてますよ.ギターをガシガシと
弾きながら,会場にいるイケてない
男の子たちのために,と歌う唄は
だからこそやさしくせつないのです.
今度ちゃんとゆっくり聴いてみよう.

ライヴは無事にダブルアンコールを
迎えて終了し,余韻を楽しみつつ
友人と合流.しかしそこに集まった
面々は追っかけさんたちで,宇都宮
北海道大阪広島福岡としっかり後を
付いてライヴを回っているらしい.
こういうディープな世界もあるのか.

適当に友人とはそこで別れて帰路に.
ぼくもいわゆるイケてないタイプの
もっさりさんですが,少しは甘い
鼻唄でも口ずさむように前向きに
生きてみることにしましょうかね.

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