アルバイトさんがひとり辞めることになる.
自分の価値観と周囲と,温度差が違い過ぎて
空回りしていたようである.そのあたりには
配慮してあげられなかったのが少しさびしい.
でもだからといって今から引き留めることは
難しいし,何より彼の大きな決断と勇気を
「なかったこと」にするのは失礼な話でもある.
彼は彼でやれるだけのことはやってきたのだし
周囲にとけ込もうとしていたのも事実である.
1年かけても気分のずれが改善しなかった,いや
悪い方向へと向かっていたのであれば,もう
それは仕方ないのかな,とも思う.お仕事の
分配をする以上,ひとりいなくなるのはとても
大きな痛手なのだけれども,それよりも所詮は
アルバイトなのだからできる範囲のことを自分の
生活を守りながらやっていただくことのほうが
大切であります.できるだけ働き手個人にとって
理不尽な負担をかけないようにしてきたつもりで
あるのだけれど,それがまた齟齬を生み出して
しまうのであれば,去る者を無理に追うほどまで
傲慢な人間にはなれません.しかたないことです.
まあ,彼の今の忙しさやわだかまりが落ち着いて,
めでたく大学院合格そして大学卒業したあたりで
連絡のメールをひとつぽつりとくれたら,それで
とてもうれしいと思う.くれないかもしれないけど.
くるものさるものいきとしいけるもの
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