月別アーカイブ: 2004年10月

基音+壊音=快音集合体

ころんと目の前に Ryoji Ikeda の電子音響音楽が
転がっていたので,拾って聴いてみた.うわうわ.
アルバム名は “Matrix”で,曲名が”1111110111″.
身体が揺さぶられてぐったり.たった1分の曲で.
アルバム買うかも.といっても輸入盤しかないが.
このへんつながりで Terry Riley の “In C” とか
Xenakis の “Electronic Music” とか,涎もんの
音がここにあります.アコースティックも好きです,
でも電子音楽ももっと好きでーす.そんな感じで
楽器のない時間を過ごすのでありました.だけど
やっぱりノイズとかミニマルってある一瞬物凄く
強くなるなあ.また物欲が走り出す季節ですかい?

うすうす

薄型ストレートでQVGA,EZナビウォークも〜「talby」

ジョン・カーペンターの映画「ダーク・スター」の
登場人物の名を冠した薄型ストレート端末「talby」が
商品化.QVGA液晶を装備,EZナビウォークに対応など
機能に妥協はない.
おー,かっこえーなー.ひょっとしたらこういうのを
シンプルと言うのかもしれんなー.聞いてるかTUKA.
premini と INFOBAR talby でストレート機種への
回帰熱が高まっている中,TT41でへこへこ喜んでちゃ
いけないってことなんでしょうな.液晶無しとかは
論外ということで.実際に使用レポートを聞かないと
talby の使い勝手も判らないけれど,アンテナレスの
形状にしたのは大正解だと思います.プロトタイプが
よくできていたのに改悪された INFOBAR に比べても
よく頑張った.ということで,これのカメラ無し版で
EZナビウォークはアリのTUKA版出してくりゃれー.

あとついでながらW21CAもよいですな.Opera乗っかって
こんな感じなら.これが Gshock で出ないかねー.

寝て言った寝言

普段から眠たいことばを吐きまくりなわたくしですが
実際にホンモノの寝言が観測されましたので御報告.

「来るでぇ,来る来る」

何が来たのかは不明.なにより,ベタベタな大阪弁で
あったということ自体がショックです.日常的には
関西弁母語話者じゃないし,非常に中途半端な言葉を
しゃべっているはずなのですが….ぼくの中の人は
関西人であるのだろうか.自分のアイデンティティが
ゆらゆらと揺れたやはるようで,奇妙な気分ですよう.

戦争に反対する唯一の手段は。

キリのいいところでぱっと作業を終わらせて帰宅.隣の
喫茶店でお茶でも,と思ったのだけれどもう閉まってた.
今日は食事の支度をしなくてもいいらしいので,本当は
とりもなおさずまっすぐ帰って楽器の練習でもしたい.
だけど楽器は調律中.うーんどうしよう,と思いながら
自分の食事を作るための買い物に出かける.ひとりだと
作りがいがないので,いつも簡単に済ませてしまうなあ.

家に帰り着く,でもあんまりおなかもすいていないので
適当にごろごろすかすか.畳まれた譜面台がものさびしい.
Web をあちこち巡ったり書き物をしたり,そんなふうに
適当に過ごす.うーん,基本的にテレビは見ないなあ….

吉田健一のおことば.「戦争に反対する唯一の手段は,
各自の生活を美しくして,それに執着することである」.
ピチカート・ファイヴ解散後のトリビュートアルバムの
サブタイトルもここから取られていたなあ.ぼく自身の
生活は美しくはないけれど,それに執着するくらいには
自分好みにできあがっている,と思う.ただこのままで
ぼんやり生きていけるなら,そしてそれで世界が戦争を
諦めるなら,べつにそれでもいいやーと思うこの日々.

はたらくよ

さて休みの日はだらだらなのだが仕事の日になると
さすがにしゃきりと起きる.とはいえ中途覚醒して
たぶん5時半ごろ目が醒めたんだけれどもね.そこで
「トイレに行くために起きたんだ,これからまた
布団に入って眠るんだ,これはマジ起きじゃない」と
心の中でブツブツ自己暗示をかけながら暗い部屋を
手探り移動.灯をつけると本当に起きちゃうからね.

無事に再就寝.次に目が醒めたのは午前7時.うーん,
まだちょっと早いかな.牛乳を飲んで,少し気分を
落ち付けながら布団でごろごろ本を読んで過ごす.
大丈夫,もう二度寝はしません.ただ焦りすぎると
失敗するので,のんびり構えているだけですってば.

さてそろそろいい時刻になったので出社.ちゃんと
定時には間に合うようにたどり着く.問題はない.
サポートのお返事かりかり,原稿のリライト二本と
新規企画の青写真づくり.そしてコラムが一本….
細かい事は企業秘密ね.そして今日もはたらくよ.

熱っぽいの

目が醒めるとリビング.布団はどうした.ということで
寝床に戻って再度就寝.どうやら吹きっさらしになって
眠っていたためにやや熱っぽい.道理でしんどいはずだ.

おやすみであるせいもあってたりーたりーたりーな生活.
友人からお茶に誘われるも,熱のせいで辞退.ごめんー.
そのまままた眠りについて身体が動いたのは夕方から….

ということでなんか目が痛いのです.少し休ませないと
仕事にならんかな….今日はもうゆっくりしておきます.

なにやってんだろね

昨日の電話のショックから立ち直れずに一日ずーっと
就寝.起きろよ.昼に少し買い物にいっただけで後は
また寝直し.だからー.友人から電話があったものの
「ごめん,寝てるー」と寝直す始末.しっかりしろ.

再度友人の電話に起こしてもらい,ようやくむっくり
起き上がる.買い物にいくのも面倒なので常備してある
パスタでしのぐことに.居候失格である.いろいろと
話を聞くと,昨夜は「今から電話するからー」という
メールを投げた後に耐え切れず寝落ちしたり,さんざん
各方面に迷惑をかけていたことが判明.ただひたすら
謝罪にメールを飛ばす.いけませんないけませんね.

今日はせっかくの特異日,日本は晴れる日だというのに
おてんとさんをよく見ないまま過ごしてしまいました.
台風の当たり年でもそれをすり抜けての晴れ,見事なり.
でもその楽しみに浴することなく日が暮れてしまいます.

トラブルまとめてドン,さらに倍

食事が終わってから実家の方へ電話.先日の入院で
高額医療費適用が認可されたので,病院の領収書を
集める必要があったのです.で,手紙で送ってねと
頼んだのですが,そこで驚愕の事態を知ることに.

やっぱり実家を売っ払うんだそうな.で,大阪に
戻って来て,アパートでも借りて夫婦で住みつつ
仕事を探して第二の人生歩むんだそうです.むむむ.

「せっかくやからお姉ちゃんとこの近くでアパート
探すわ,どうせおまえ相手してくれへんやろ」.
まあ確かにあんまり相手はしないだろうとは思うが
こんなに殊勝でしおらしいことを言うひとでは
なかったのだけれどね.実はなかむら家は非常に
短命な一族で,父方の親戚は60歳を越えて生きた男は
父親がすごい久しぶりだったのもあり,自分が年を
取ってしまったことを深々と感じているのだろうか.

ただ問題は.実家に残してある本.本の山.というか
スチールの書棚に詰め込んである本そして本.これは
小学校のころからすべて捨てずに取ってあるもので,
実際希少価値もなくはないかもしれない.言葉狩りに
ひっかかって今では削除された文面も残っている版を
保存していたりもするのである.それを捨てないで
ちゃんと指示通りに取っておいてくれたことには感謝.
しかし置き場所がね.ないんだよね.頑張って稼いで
どこかトランクハウスでも借りるしかないのかなあ.
というか捨てると言う感情は微塵も起きないあたりが
本の虫としての意地というかダメ人間の証というか….

もっと強くなって君を迎えにいくよ

やっぱりオカシイ,ということでアコーディオンを抱え
修理屋さんに向かう.幸いなことに,楽器の調律ならば
日本でも有数の,と言われる専門家が大阪市内にいると
いうことなので,事前にお電話さしあげて予約を取り
車に乗せてもらってたどり着く.東住吉は遠いのですよ.

さて,けっこう年のいったおじいさんが出てきました.
だけど工房の中はアコーディオンでいっぱい.なぜか
ギターも置いてありました.魂柱とか直すのだろうか.
まずケースを一瞥しただけで「あー,中国製やね」と
発言される.むむう.でも中身はイタリア製だぞう.

ハコを開けて楽器を鳴らす.うわぁ,すごい指捌きだー.
そして低音のビリつきや高音の出にくさ,そして何より
デオンの大敵である空気洩れが起きているとの診断.
さらに楽器を分解して,ジャバラの中にカビが生えてる
ところを見せてくれる.どうやら保存状態がよろしくは
なかったようで,数箇所修理する必要があるとのこと.
それも根本的に.ただ,最近の廉価版アコーディオンは
イタリアやドイツのメーカーでも中身はチェコ製が多く,
中身がたいしたことないらしい.対してこの楽器はまだ
イタリア本国で造っていたものらしく,楽器としては
しっかりしたものであるそうな.ただメンテナンスが
杜撰だったためこういう事態に陥っているんだそうだ.

というわけで調律を依頼.数百枚ある鋼製のリードを
ひとつひとつ削っては調整するということで,二週間は
かかるという.また,それなりにお金も….話を聞くと
15000円でオークションで落としたアコーディオンが
リード錆び錆び状態で,調律したら5万円かかった例とか
あるらしい.うーむ,やっぱり理由ありモノだったか.
ひとまず楽器を預け,よろしくお願いしますと辞去する.

しばらくの間練習できないけれど,もっとすごい楽器に
なって帰って来るのを待ってるからね.それまでせめて
教則本を読んでイメトレでもしておくよ.さよならー.

おてんこもり

お仕事わさわさ.いくつかの依頼が舞い込んできたので
リサーチそしてリサーチ.マシーンとなってリサーチ.
ささっとまとめて簡単な報告をメールでぽちっと送信.

その後確認の連絡で電話がかかって来る.ええそうです
その件はそういうことで,あのアレについては来週の
頭には調査しておきます,あとは個人分析して Excel で
一括で見られるように適当に要素をアレしてアレですね.

という仕事の話から,いきなり「ところで,アロマの
話やねんけどさー」と急に振られる.え? 話を聞くと
アロマ関連のコラムっぽいものを連載することとかって
可能? という話に.それはもう願ったり叶ったりですが.
そもそも物書きという名目で拾ってもらった身ですし.

ということでそちらの打ち合わせいくつか.もちろん
他の仕事も並行してやらなくちゃいけないし,またその
仕事の付属物として振って来た仕事なので,別にぼくの
力が買われたとかじゃなくて「単にアロマの話が判る
奴がいるぞ」的なノリだと思うのですが,こういう話は
すがりついてでも離さないようにしないとですよ.んで
電話を終えると.もう20時過ぎてる.早く帰らないとだ.