たったひとりでどこまでも歩いたけれど
どこまでいっても交じりあえないままで
遠ざかりもせずこれ以上つながることも
ないまま歩いてくひとりぼっちのふたり.
ともだちならどこにでもいるんだけれど
跡をつけるでもなく離れ離れにもならず
お互いを確かめて向かい合うのではなく
同じ方向を目指すひとりぼっちのふたり.
世の中に抗おうと流されようとぼくらは
きっと手をつないだままでいられるかな,
これまでもこれからもそしていつまでも
握った手を離さないでいてくれるのかな.
ぼくらもやがて年を取りそして死ぬから
しょせんそれまでの日々を暮らしていく
褒めたり意地悪したり尊敬しあいながら
ぼくらは仲良しでひとりぼっちのふたり.
ひとりぼっちのふたり
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