起床.とりあえずひとり.洗濯して
朝を清々しく過ごし,着替えて病院.
午前のうちに待ち合わせ.ひとまず
ごろんとしている同居のひとを見て
だしゃべりを.昼前に同居のひとの
御母堂が見舞いにいらっしゃいます.
今日の手術うまくいくといいですね.
手術自体は午後から行なわれるので
それまでは近所のレストランで昼食.
御母堂とその姉上と,大学生になる
お孫さんを連れてぞろぞろ案内する.
同居のひとには日頃からずいぶんと
お世話になっているんですよと歓談.
適当に時間を過ごしてから病室へと
戻ります.同居のひとは絶食絶飲で
しんどそう.お孫さんは用事があり
途中で帰りました.午後二時過ぎに
軽い問診がありバイタルを取られる.
午前三時ちょい前に車いすで運ばれ
手術開始.ご家族のかたの待合室へ
移動します.緊張しないようにって
言われても,動揺しないわけがない.
だいたい二時間から二時間半くらい
かかりますよと事前に言われていて
あとは名前を呼ばれるまでひたすら
待機です.待合室には他のご家族も
いくつかいらっしゃいました.まあ
そんなに明るい空気の場所じゃない.
最初のうちはおしゃべりで場を繋ぎ
空気をゆるくしますが,それもまた
時計の針が無言で進むにつれ空気が
澱んでくる.三時間後名前を呼ばれ
ようやくほっとします.摘出された
臓器を見せてもらいましたが,別に
膿盆に乗ってくるでもなく,単純に
ガーゼに包まれてたものを目の前で
ひらっと広げられました.ふむふむ.
外部に悪いもんが漏れた形跡はなく
たぶん大丈夫でしょうとのことです.
麻酔が切れて意識が戻ったところで
集中治療室に行き簡単に挨拶をする.
本当にお疲れさま.病院を辞去して
タクシーでぐいっと駅まで移動する.
御母堂ご一行を新幹線のホームまで
お見送りする.今日は急な長旅往復
本当にお疲れでございます.あとは
ぼくが身の回りのお世話を致します.
そんなしっかりしたふうな口をきき
新幹線の駅から乗り換えたとたんに
地下鉄の乗る方向を間違え,さらに
モノレールで降りる駅を間違え道を
見失うなど.もうてんでだらしない
おとななんですから.こそこそ家に
帰って今日一日の心の荷物を下ろし
明日の予定を大まかに考えつつ寝る.
咳止めの薬を服んでよりよい眠りを
追求しなくては.ではお休みなさい.
もちろんご本人が一番大変なわけですが、
近親または身内の
手術中の待機&臓器チェック、
これが必要だってことを妹の時に初めて知りました。
これ盲腸とかのお手軽手術でもそうなんですってね。
トータルで色々大変なのはもちろんご本人でしょうが、
その戦いに直接手を出す事もできないのに
”万が一があるかもだからよ”
と言われて、その万が一とはなんたるか?と
思わずにはいられない心理状態で長時間放置とか、
ご本人以外が倒れそうな状況つくるってどうなんだと
思うのですが、色んな意味でこれも仕方ないし、
その役目を頼める人がいるってことは、
ご本人にとって非常に心強い事だと思うので、
病院のためでもなく医者のためでもなく、
ご本人が少しでも安心して手術に臨めるように、
一緒にいるのかもしれないですね。
術後結果もよかったようで、心から何よりなのですよ。
その後の経過含め、いろいろ安らかでありますよう
お祈りしております。
しろまるさんが一緒にいればパートナー様は
きっと大丈夫!そう信じています。
どうか、いつもの平和な日々が戻ります様。。