欠損家庭ということばがありました.いや,
今でもあるのかもしれませんがそんなことは
どうでもよくて.そういういたわりのない
専門用語が悲しいなあと思う次第であります.
村上たかし『ぱじ』の最終巻を読みました.
最終話に到るまでの長く重いストーリーの
累積,そして最終話.お話の設定上,いつか
こうなるだろうとはわかっていたものの,
いざ最後になるとやはりさびしいものです.
第一巻のあとがきで作者は「『他愛のない,
うつくしい話』」を書こうと思った」と
語り,その形を追求してこの設定になったと
しています.自分はあくまでも笑かしの
ギャグまんが家,と控えつつ,気がつけば
社会的問題をも抱える作品となったことに
作者本人も戸惑っていたようですが,見事に
うつくしい形で終わらせてくれました.
ああ,よかった.
ほのぼの
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