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そう呼ばれたとしても

「痴呆」呼び名見直し 「6つの代替案」厚労省、HPに掲示

「痴呆」という言葉の呼び変えを行うそうで.代替の
候補として挙がっているのは「認知障害」「認知症」
「記憶症」「もの忘れ症」「アルツハイマー」そして
英語直訳の「ディメンシア」の六つ.まあ最後のは
採用され難いようですが.しかし呼び方さえ変えれば
それでいいのか,と疑問はいつも浮かんで来ますねえ.

精神薄弱は知的障害,精神分裂症は統合失調症.でも
名前を呼び変えたところで,所詮は世間体の問題で
あることが多いようです.「誤解を与える表現」と
言われても,そもそも理解を得にくい症状である以上
まずはわかってもらうことから始めないと,ただ単に
呼び方で鉾先を変えるようなことばあそびはあまり
意味がないことでしょう.言葉狩りに関してはこれまで
いろいろな過去があります.言葉を使う側がやたらと
「そう言われてかわいそう」と決めつけてしまうのも
問題があるし,「そう言われたら誤解されるだけ」と
決めつけるだけで,実態を理解してもらうための態度を
放棄して言葉だけをねじ伏せるのも,馬鹿馬鹿しいなと
個人的には思います.なにやってるんだろうね,と.

「記憶症」でも「もの忘れ症」でも「認知障害」でも
なんでもいいんですが,そう呼ばれる側はどのように
感じているのか,現場の声が聞いてみたいと思います.
決してそれがその家族や周囲の体面だけで決められた
ものではないと思いたいのですが,どうなんでしょう.

「言語」と「意識」

えっと,昨夜の話です.友人に誘われたのでちょろっと
外食に出かけることにする.シチューがまだ残ってるので
それを温めて食べてください,と同居のひとに言い伝えて
夕方からひとりで自転車漕いで喫茶店で待ち合わせる.

とりあえず全員は揃ってなかったので,隣にある職場へ
顔を出し,スケジュール表を再度整えて,今日は来ていた
えらいひとへと「仕事くださーい,そろそろ自宅謹慎を
解かせてくださーい」と自分の意志だけは伝えておく….

隣の喫茶店へ戻る.メンバーが揃ったのでお食事会へ.
3人中2人が下戸なので,たべもの中心,お酒もあるよーと
いうくらいの店がちょうどいいのです.酒は飲めなくても
酒のつまみが好きな人種は存在するのですよ.うまうま.

友人は現在博士論文のまっさかり.就職のことも含めて
さまざまな問題に苛まれているようですが,そこを特に
深刻ぶらないで明るく解決していく好青年である.ただ
胃弱なのは早く治そうね….集まった人間がみんなやはり
言語系なので,そのへんのコアな話など伺う.一番に
覚えたのは,先日まで行われていた言語学会の合宿で
居合わせた某4回生.右腕に「言語」と刺青を入れてある.
生涯を捧げるらしい.なお,左腕は「意識」と彫られて
いるらしい.途中でぼくみたいに言語学からころんと
ドロップアウトしちゃったらどうする気なのかしらん.

ほかにも学者,ってーか院生は机上の空論で一般的な
世間話を捉えちゃうので日常会話が出来ないなぁとか
某先生はいつまでたってもぼくの名前を覚えないようとか
ひたすらに内輪ネタに終始.うーん,ぼくだって本当は
復学したいんだけどねえ.理論系よりも,日本語教育に
照準を合わせた方が,たとえば外国に行った時などには
食いっぱぐれないかもなーとか俗悪なことを考えたりして.