りるるりるる.アラームが鳴ってる.
起きないと取り返しのつかない話に
なるので,さぼらずに二度三度めの
メロディで起き上がります.はふう.
チェックアウトして外に出るとまあ
あまり天気は良くはない.それでも
地下鉄の駅の入口はほんのすぐそば.
するっと階段を降りて,乗っていく.
椅子に座って少しうとうとしてたら
寝てるうちに終点に着き,そのまま
引き返してしまったらしい.急いで
現在地と路線図を睨み,ぎりぎりで
引き返すことに成功.あとちょいで
もはやどこにいるかわからなくなる
ところでした.では今度は間違えず
下車します.さて,空港は広いです.
こてこてぽてぽて歩いてゲートへと
進みます.手荷物検査が実に厳しく,
何度やってもきんこーんがやまない.
カーゴパンツのポケットのチャック,
服の下に着けてるサスペンダーとか
いろいろなぞってやっと開放される.
そこを過ぎて搭乗口を探し始めます.
む.眼の前だ.とてもラッキーです.
ぼやんと椅子で待機し,優先順位が
高いひとがぞろぞろと並び始めます.
ぼくは優先順位が最下位グループで
あるので,ゆっくりしたものですよ.
席に到達.なんだかすごく狭いです.
行きがけはそんなでもなかったのに
帰りぎわはこんなにきついんですか.
離陸したら腕がしびれまくってもう
少しも動けませんでした.なにしろ
血圧が下がりきって手が挙がらない.
飲み物を勧められたもののコップを
取るための手が動かない.これはね,
だめですね.生き物としてだめだと
思います.結局震える腕でなんとか
受け取ったのですが,すぐに飲んで
ホルダーに挿しそのまま寝入ります.
ようやく着陸.おそらく血圧も少し
落ち着いたようで,ぶるぶるしては
いるもののようやく立ち上がります.
乗客があらかた出払ってから荷物を
店から出し,抱えて退出.やれやれ.
同居のひとが空港まで車でお迎えに
来てくれました.車に乗せてもらい
家に到着.ですが,ここからすぐに
無用な荷物を降ろしてすぐに車へと
戻ります.通院日なので,ちょっと
駅まで届けてくれると嬉しいのです.
そのまま電車などで病院へ到達する.
保険証と診察券を提示,すぐ返して
もらいましたが,ここからが長くて.
普段はそんなにかからないのですが
今日はずいぶんと待たされてしまう.
一時間くらいかな.やっと順番です.
睡眠の質についていろいろと尋ねて
長くまとまった睡眠を保持するのが
一番と言われます.言われましても.
睡眠薬などを処方してもらいまして
薬局へ.ぐったり.しばらく待つと
そこそこの大きさのレジ袋ひとつ分,
ぎゅっとかばんに入れて帰りますか.
駅のトイレ,多目的トイレに並んで
順番を待っていたのですが,なんか
いっこうにドアが開かない.掲示は
使用中なので,出てくるまで我慢だ.
杖をつく腕がぶるぶるしだした頃に
やっと出てきた.缶ビールを片手に
赤ら顔のコケイジャンさん.すごく
ごきげんさんで,ふらふらと歩いて
去っていきました.まったくもうね.
中で酒盛りでもしてたんでしょうか.
優先順位をもっと考えてほしいです.
電車に乗って家に帰宅.連絡すると
家で待っていた同居のひとが駅まで
迎えに来てくれる.何から何までが
助けられている.車に乗せてもらい
晩ごはんに出かける.すぐに予約は
取れないのですが,ぶっつけで来店,
無事に空いたテーブルをあてがわれ
注文開始.あれやらこれやら決めて
しっかりいただきます.おいしいね.
ぼくが出かけてた間の同居のひとの
お話を聞かせてもらったり,ぼくが
経験したちょっとのことを話したり.
楽しく食事は終わったのであります.
帰宅.お風呂の支度をして,続いて
自分の部屋でテキストの整理をする.
ラジオを聴きながらなのでそんなに
鋭くはできなくて,だらだらと書く.
同居のひとがお風呂に入ったようで,
ぼくも続いて入る算段をする.さて,
一日を終わらせにかかりましょうか.
しっかり薬を服んで,眠らなくては.
明日を待たされてる君たちへ
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