ぬう.起きる.起きたのですけれど
身体がちっとも.遅刻してられない,
そう思ってなんとか踏ん張り身支度.
まだ寝てる同居のひとに,それでは
いってきわーうとあくび混じりでの
挨拶をして,目の前が真っ暗なまま
よろりと出かけます.寝ぼけ続けて
いるので,足はあらぬ方向へと続き
事故を起こしかける.それでも到着.
眠い眠いと言いながら荷物を下ろし,
机に着く.ふと.あ.眼鏡がないな.
シリアスに寝ぼけてる時はこうなる.
そんなわけでスペアの眼鏡をかけて
よろりと作業を開始.開始しますが
なんにも考えられない.すみません
別室で休んでいいですか.ふしゅう.
机にかぶりついて,ずうんと寝ます.
十一時半を過ぎた頃に,やんわりと
目が醒める.だけど,もうちょっと
寝てていいですよという声を聞いて
お言葉に甘えさせていただきました.
中途半端に戻るよりは,ゆるりろと
十二時に来たほうがかっちりします.
そんなわけで十三時までぐったりと.
薄い靄に包まれたような時間でした.
まっとうに動けるようになって手を
ちゃかちゃか動かす.前回ちょっと
手を離れてたものがまた回ってきて,
てっきりやりようが下手だったから
これをまかせられないと判断された,
そう思っていました.でもそうでも
なかったみたい.ぎこちないけれど
丁寧に作業をしていく.と,お時間.
片づけものをして諸々を終わらせて,
家に帰ると見せかけて別件にかかる.
駅前の交番にてごやっかいになって,
続いて市役所へ.書類を受け取って
そこからさらに遺失届け,すぐさま
書類の作成など.最近のシステムは
すごいですね,バーコードひとつで
いろんなことがなんとでもなる世界.
だけどもそれはないほうがよかった,
失敗をしてしまいました.なんでも
かんでもを機械まかせにしていては
いけませんでした.うん,学習した.
さて,家に戻る.うだうだしてたら
同居のひとが連絡などをくれました.
今日はとある動画の生配信があって,
それを観るために家でデリバリーを
頼むことにしていたのです.じゃあ
ゆっくり帰ってきて下さい,ぼくが
そのへんの手配をしておきますから.
帰ってきて,まずはテレビをぱらり.
番組が弾んではきましたが,届いた
料理にかぶりつきながら配信動画へ
切り替えます.すごいな,最初から
最後まで徹底的に,不都合な真実が
語られることがなかった.ひたすら
うわっつらのことばかりを語り合い
きゃらきゃら遊び,ひりひりとする
コメントにもいっさい触れずに終了.
何を見せられていたんだろうか,と
思うほどでした.呆然としてる間に
晩ごはんも終わりました.そのまま
同居のひとはゲームに取り掛かって
ぼくは自分の部屋であれやこれやを
やらかします.お風呂の支度もする.
さっき鑑賞していたテレビの内容を
ネットで確認し,そういうことかと
一喜一憂.では,寝ます.今夜こそ
ちゃんと睡眠を採りたいわけですよ.
健全な睡眠とかいうものがそもそも
都市伝説めいてきました.どうにも
掴めないし手が届かない.それでも
抵抗して服薬.枕に顔を押し込んで
おやすみなさい.明日こそは早起き.
ひとは忘れるから生きていける
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