さっぱりしない気分で目が醒めます.
だけど同居のひとがぐったりしてる.
どうしたの,どうしたのどうしたの.
ちょっとこれは難しいということで
タクシーを呼びました.救急外来へ.
いちおう付き添いという形でぼくも
隣に座って,気分の悪そうな横顔を
静かに見つめていました.救急はね,
どこもそうですが,窓口に到着して
そこからが長いですからね.なので
名前を呼ばれるまで神妙な顔をして
じっと待ちます.少し眠いのですが
そんなことを言ってる場合ではなく.
同居のひとが処置室へ消えていって,
ぼくはひとりで複雑な思いを抱えて
待っていました.二時間近くですか,
ようやく戻ってきたのをお迎えする.
点滴を打っていたのもあってだいぶ
時間がかかったらしい.ともかくも
窓口作業をできるくらいには回復を
したようすです.ぼくはタクシーを
再度手配し,雨の降る中帰りました.
部屋に戻ってもまだふらついている
同居のひとを支え,寝てもらいます.
晩ごはんは適当になんとかするから
とにもかくにも横になって,気分を
鎮めてください.だいぶ疲れたのか
寝入った様子です.寝ているほうが
これ以上は倒れなくてすむから安全.
食べものはテーブルに並びましたが,
同居のひとが睡眠から回復してから
いただきます.テレビを見ていても
椅子に座っているだけでもつらいと
いうので,さくさくと寝床に行って
もらいます.あと片づけをしてから
自分の部屋で今日のことを反芻する.
なにをどうすればなおよかったのか.
お風呂の支度をして,気分がまずく
なければ入ってください,くらいに
声をかけておく.その後はしっかり
いろんなことにすぐさま対応できる
力を持てるように思いを込めて服薬.
ぼく自身も心を揺らしてはいけない.
では,寝ます.明日はどうなるかが
さっぱり見えません.どうしようね.
65535より愛を込めて
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