あの子ぜんぜんさすがのブロークン・ハート

ふたりとも体調悪いよう,うっうっ.
ぼくはあんまり寝つけませんでした.
同居のひとはそれなりに寝たようで
午前六時頃いったん起きてきました.
お互いにぱっとしないもの同士です.
しかしそれでもお互いを気遣います.
熱は測った? 口の中は切れててない?
お腹空いてない? 関節の調子はどう?
ちゃんと眠れた? お薬先に服もうか?
我らごとながら健康的にはすっかり
ポンコツの会話です.これじゃ老人.

朝ごはんを食べて,簡単に片づけて
またもそもそとおふとんに戻ります.
なんかもういつまででも寝てられる.
眠りっぷりはふだん通りなのですが
同居のひとがついうっかり感心して
おりました.なんか褒められた気分.

昼は昼で昼ごはんを作る.ざかざか
鍋を振って適当にありあわせのもの.
しかし徐々に冷蔵庫にある備蓄品が
なくなりつつある.でもふたりとも
出かける気力体力時の運それぞれが
枯渇しているのでしかたないのです.

またおふとんに潜り込みうとうとと,
うつらうつらと,そしてがっつりと.
目が醒めたらもう二十二時過ぎです.
同居のひとから心配されていました.

お風呂の支度をして,自分の部屋で
うにゃうにゃと日記を書いたりする.
それでは薬を服んでおやすみなさい.

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