日別アーカイブ: 2004-09-26

ところにより,感傷

大学の友人と憂さ晴らしカラオケにご招待されたので
晩ごはんの支度を整えてから,歌いにいきました.

「二時間の御利用料金でフリータイムシステムに
切替えることができますが,いかがいたしますか?」
「いや,二時間で終わります」.明日も仕事だし.

本日のメインテーマは「知らない/うろ覚えの曲を
恥ずかしがらずに歌ってみる」であります.ここで
少しはレパートリーが増えればいいかなあ,という
心黒さもあるのですけどね.未完成な歌を歌うのも
相手に失礼なので,ときどきはネタも取り混ぜつつ.

しかし途中から懐かしい歌が増えて来て,友人が
「ああ,俺って年取ったんだなあ」としんみり.
季節も季節なので「秋からも,そばにいて」とか
「秋冬」とか「秋の気配」とかそんな感じです.
いろいろ琴線に触れたらしく,せつなげだった.

お互い年を取ったねえ.初めて音楽に触れて
今まで,何をやってたんだろう? という問いに
「勉強してたんちゃう? 」と直球を投げると
参っていたようです.まあまあ,年を取るのは
ステキなことです,そうじゃないですか.ね.

22時すぎには健全に自宅へ帰る.きちんと夜の
薬を服んで,明日も会社に行かないとだよ.

ぼうやよいこだねんねしな

目が醒めると昼.まあいいや,しばらく何もかも
ほったらかして楽器に触る.きちんとこのひのため
買っておいた教本を机の上にセットして,最初は
全音符から練習.いち,に,さん,し,リズムを
メトロノームに合わせて蛇腹を広げたり閉じたり.
いろいろ音色を変えながらやってみるが,なんだか
タイミングがずれていく.リードの数が増えると
送る空気量も増えていくので,蛇腹の振幅がその分
大きくなるんだな.ひとまず単音で練習してみる.

切り返す時にどうしても音が途切れてもたついて,
そこからメトロノームに置いていかれる.どうやら
ここがポイントなんだろうな.あと,蛇腹を大きく
広げるのはいいのだけれど,閉じる時が重い重い.
大きな楽器を欲しがったぶんの宿命とは思うけれど
やっぱり重いよー.しっかり鍛えるいい機会かも.

ちょっとした子どもくらいある重さの楽器を背負い
音を鳴らしていると,それが身体全体に響いてきて
心地よい.まるで子守歌を歌ってむずかる子どもを
ゆっくりと寝かしつけるよう.…眠くなって来た.

というわけで初心者らしく体力を消耗し,ぱたりと
昼寝したらもうこんな時刻.ごはんの支度しないと.