日別アーカイブ: 2004-08-02

さよなら救急病棟

午前中はレントゲンと血液検査.もう移動は全部ひとりで歩いて.
その後の回診で,検査結果も良好なので,そろそろ退院を,との
話を出される.いつがいい? できれば今日.ということで書類を
いろいろ医師に書いてもらう必要があるため,今日はそれが
仕上がるまでの待機となる.荷物は片付けておきましょう.

移動には車が必要となるため,慌てて電話で同居のひとに連絡.
幸い今日は車でこちらに向かっているとのことなので,つつがなく
退院することはできそうだ.昼すぎに到着,しかしここからが長い.

点滴の外付け血管を抜く.しかしものすごい雑に扱われてしまい
最後は針が90度に折れ曲がっていた.痛いょぅしくしく.あとは
入院生活についてのアンケート.入院した時の受付の態度とかは
ぼくが知るよしもないのですがどうしたもんでしょう.ひとまず
「回答不能」にマルつけときました.あとはまあ,医師の連携も
スムーズだったし,総合的にサービスは非常によろしかったかと.
あとはネットワーク環境を設けてほしいな.患者が使えるように.

さてレントゲン写真や家の近くの病院への紹介状などを受け取り
夕刻18時すぎに退院.清算はまだ7月分の計算が完了してないので
あとから電話連絡+振込用紙郵送だそうな.いくらかかるのかねぇ.

さておよそ二週間ぶりの娑婆の空気は…重い.空調完備の病室より
あきらかに湿度が高くて重い.幸いもう夕霞の時刻だったので
熱射地獄は免れる.回転寿司で同居のひととささやかな退院祝い.
だけど喉が退化してるのか,ものを飲み込むのが非常につらい.
人間はこの筋肉を使って硬いものを咀嚼嚥下するのだと理解する.
表現しにくいけれども,喉の奥,舌の根元当たり.これをぐいと
狭まらせて喉の奥に食べ物を送り出すのですな.これができない.

家に帰ると同居のひとが鞄をひとつ病院に忘れたことに気づく.
というわけで問い合わせてあることを確認し,取りに帰る.
なんだかすごく気まずくないですか.いや別にいいんですが.

再度帰り,ようやく部屋にたどり着く.さすがに歩き回って
息があがっている.やっぱりまだ体力は回復しないんだな.
自宅療養,地味にやっていくしかないか.明日も病院だ,早く寝よう.