日別アーカイブ: 2004-07-30

一回休み

いつものように基本的に午前はちんたら過ごす.体内酸素と闘いながら
レントゲン撮影に行ったくらいで,あとはいたってのんびり.むしろ
ナースからもっと動いてくださいとの声も.それでも動けば動いたで
SpO2値が低くなると大捜索が始まるのであります.うまくいかないね.
主治医との会話.週末には退院のつもりだったのに,話がよくない
方向へころがる.昨夜の睡眠時に経皮的動脈血酸素飽和度が急激に
低下したらしく,夜中にナースが慌てて酸素マスクを取り付けたらしい.
そういえば朝,なにか顔にかかっていたような.そしてそのことが
心配なため,土曜日曜で様子を見ましょうとのこと.退院延びたー.

しょんぼりしていると同居のひと来訪.台風が近くて参っている様子.
今日は携帯電話を持ってきてもらった.ロビーへ出かけてぷちぷちと
メールを確認.その他いくつか連絡.まだなんにも知らないひとへ
わざわざ知らせを持っていくのも気がひけるが,何も知らせないのも
それはそれで酷であろうと.電話は持って帰ってもらい,今日の
リアクションは携帯に届けば明日反応できるかなあと.遅いけど.

夕食後,同居のひとに背中を濡れタオルで拭いてもらう.またずいぶん
面白いほどに垢が落ち恥ずかしい.まだまだ出るところだったらしいが
おねがいやからと中止してもらう.せめて自分のからだがどれくらい
汚いのかくらいは自分で把握したい.だから早くシャワーなりとも
浴びたいものだが,肺炎の人間にシャワーはかなりキツいらしい.
はああ,複数いらっしゃる週末退院組においていかれた気分である.

早く普通な身体の機能に戻りたいものです.今は胸いっぱいに空気を
吸い込むことができなくて,ちょっと吸って少し止めてちょっと吸って,
この繰り返しで空気をためていく.朝起きる時には肋骨ごと開く勢いで
一回深呼吸しないと肺が開かない.歌を歌うことすらできませんよ.