月別アーカイブ: 2004年7月

許可の範囲内

週末なので病院も雰囲気が少し変わる.平日よりも人が少なそう.
当直医は少ないけれど看護師ががんばって勤めているような感じ.
別に医師が頑張っていないなどと言うつもりはなく.しかしそれは
どうやら救急外来で新客がひとり入ったらしく,そちらでばたばたと
仕事をしているからだということを教えてもらう.なるほど納得.

今日は点滴の後にシャワーを浴びていいですよ,との許可が出る.
いそいそと点滴の針を入れる.が,途中で止まる.これはいかん.
ひとつの点滴で1時間以上かかるのは明らかに異常です.ひとまず
先に針を外して昼食を先に食べることになる.その頃に先輩と
同居のひとが見舞いに来てくれる.少し話しながら,目の前で
針を入れ直すことに.いったんチューブを外すと挿し直すのは
とても面倒なので,今回は看護師の中でも血管探しに自負のある
スペシャリストが呼ばれて来た模様.筋肉の下になった血管を
なんとか捕まえてもらう.表皮が堅いのでなかなか針が通らない
トラブルもあったけれど,無事に外付け血管設置完了.めでたし.

お見舞いのふたりは食事を取りに外へ出て,ぼくはゆっくりと
シャワーを浴びます.石鹸でとにかくこすります.タオルは急に
黒くなりやがります.熱い湯ですすぎます.身体がその熱に
慣れてきます.やがて垢も抜けてさっぱりします.美しい妻に
会えるかも知れません.誰の身体が便所掃除だ.そして何より
わかりにくいボケをするんじゃない.読む本が偏ってるので….

同居のひと再来.許可は得ていないがこっそり地下の売店まで.
週刊誌とおやつを買ってもらう.財布を持っていないので,
保護者にねだる子どものよう.しかもこんなに単価のちっさい
おかいものでこんなに心満ちてしまう.喜ばしいやらはたまた
情けないのやら.1000円以下の買い物でも購買意欲は満足です.

夜の回診.内科分野ではないもうひとつの問題,頭の傷.
こちらはなかなか治りそうもないっぽい.結構大きく深く
頭を打ちつけたようだが,どのプロセスでそれがなされたのか
いまだにわからない.いろんな病院回った時にきっとガンスカ
当たってるんだよ.ほんとにとほほな気分です.しかし傷は
けっこう大きな範囲まで広がっているので,しばらくはまた
髪型を変える羽目になるかも.とりあえずは傷隠しに帽子だ.

一回休み

いつものように基本的に午前はちんたら過ごす.体内酸素と闘いながら
レントゲン撮影に行ったくらいで,あとはいたってのんびり.むしろ
ナースからもっと動いてくださいとの声も.それでも動けば動いたで
SpO2値が低くなると大捜索が始まるのであります.うまくいかないね.
主治医との会話.週末には退院のつもりだったのに,話がよくない
方向へころがる.昨夜の睡眠時に経皮的動脈血酸素飽和度が急激に
低下したらしく,夜中にナースが慌てて酸素マスクを取り付けたらしい.
そういえば朝,なにか顔にかかっていたような.そしてそのことが
心配なため,土曜日曜で様子を見ましょうとのこと.退院延びたー.

しょんぼりしていると同居のひと来訪.台風が近くて参っている様子.
今日は携帯電話を持ってきてもらった.ロビーへ出かけてぷちぷちと
メールを確認.その他いくつか連絡.まだなんにも知らないひとへ
わざわざ知らせを持っていくのも気がひけるが,何も知らせないのも
それはそれで酷であろうと.電話は持って帰ってもらい,今日の
リアクションは携帯に届けば明日反応できるかなあと.遅いけど.

夕食後,同居のひとに背中を濡れタオルで拭いてもらう.またずいぶん
面白いほどに垢が落ち恥ずかしい.まだまだ出るところだったらしいが
おねがいやからと中止してもらう.せめて自分のからだがどれくらい
汚いのかくらいは自分で把握したい.だから早くシャワーなりとも
浴びたいものだが,肺炎の人間にシャワーはかなりキツいらしい.
はああ,複数いらっしゃる週末退院組においていかれた気分である.

早く普通な身体の機能に戻りたいものです.今は胸いっぱいに空気を
吸い込むことができなくて,ちょっと吸って少し止めてちょっと吸って,
この繰り返しで空気をためていく.朝起きる時には肋骨ごと開く勢いで
一回深呼吸しないと肺が開かない.歌を歌うことすらできませんよ.

ヒマだけどもてあまさない

このところ午前はずっと寝て過ごしているような.朝は食事が来るまで
うつらうつら.食事を下げて点滴の間もほとほと.途中でベッドシーツの
交換で強制立ち退きを食らったものの,ロビーの中になぜか揃ってる
黒い漫画を読み耽る.生活が慣れてきていますか? それが終わると
また戻ってほろほろ眠る.今日の回診,酸素濃度を薄くすることになる.
また,酸素無しで歩き回り,つらくなったら慌ててベッドサイドの
壁から生えてる酸素吸入器を被ってもよいとのこと.これまでのことで
勝手なことをやってたら叱られると思っていたが,むしろやってまれな
状況らしい.しかし夕方まで過ごす夢を昼前に見てしまい,今食べて
いるものが昼ごはんなのか夜ごはんなのか釈然としない.ああ,やっぱり
ぼくの体内時計なんてぶっ壊れているのかもねえ.しかたない話です.

ぼーっとしてるとお見舞い客来方.社長直々.うおお.暇そうやね,と
最初のひとこと.確かに本読むか文章書くかしかございませんので….
現在の病状,復帰スケジュールなどを説明.復帰するための椅子が
あるということがわかって一安心.そして,「なかむらさんがうちの
会社で働いてくれることで,心のプラスになるかと思ってたけれど,
それはなかったのかな…」とのこと.そんなことありません.いや
むしろ全身全霊をこめて否定.仕事がある,なすべきことがある,
求められている,ということは弱いこころの大きな支えとなるのですよ.
金銭の問題とかだけじゃなくて,もっと根元的ななにかなのです.
ひとは求められなくなったら弱すぎて死んじゃう生き物ですから.

次のお見舞いは同居のひと.退院時期についての打ち合わせ.すでに
この時点で酸素はもう外れていて,自分の肺で自分の呼吸.書類を
窓口で申請するのも自分の足と自分の肺で.まだ腹に力は入らない.
でもなんとか声を出すことはできる.指先に繋げられっぱなしの
パルスオキシメーターで確認すると,なんとか90%をクリアしている.
もうこうなると体感ゲームだ.とでも思ってしまえ.結果は常時
モニタリングされているため,ヤヴァいスコアが残ってもリセットを
かけることはできないけど.…というか真面目にリアルに生きようね.

そろそろ荷物をまとめないとなあ.あと,風呂に入りたいよう.

マイナス色の勘定

ほいと朝起床.朝の注射ですごい手間を取る.今回はなんだか
すごいドジっ娘ナースに当たったのか,とにかく挿すことすら
できなくてもぞもぞ.朝食前から何やら痛い目に遭ってしまう.
そのまま横になっているととろとろ眠ってしまい,看護師に
再度起こされて朝食.次に点滴を控えて回診.右手が使えないと
書き物ができなくて困る,と申告すると「じゃ,やりなおし」と
気さくなお返事.主治医自らの遥かなる点滴血管探しの旅が….
お,ほぼ一発で挿せた.さすが主治医.こういうのはやっぱり
コツとか相性とかあるんでしょうか? ともあれ楽になりめでたい.

レントゲンおよび血液検査の結果を眺めながら診察.酸素無しで
歩くことを提案される.そこそこいいとこまで行けたのだけれど
やはり30mほどの廊下を往復できない.途中で深呼吸しながら
ベッドにたどり着く.まだ少しかかるっぽい.今週末からだいたい
来週頭,という先刻.少し予定が遅れましたね.治るの? という
マイナス色の気持ちがここで初めて出てくる.これまで楽天的に,
というか考えなしに生きて来たけれど,ひょっとしたら治らないとか
そんなことを考えながらけふけふと咳をする.人生のリターンや
スキップができないのならまたいっそ,とリセットボタンを探して
しまうようなものですか.とまた縁起でもないことをうそぶく.

窓口で書類をもらい,健康保険によるなんちゃらかんちゃらの
書類にいろいろ書き込む.いろいろやっておかないと,今月は
無収入なのであとあとの支払いが大変なのですよ.市役所への
申し込みは同居のひとにやってもらうことに.特に ICU での
時間は保険適用外らしいので,自分の知らない部分でお金が
吸い取られていってしまうのは悲しい.いくらくらいかかるんだろ.
金勘定もどんどんマイナスへ傾いていってしまっております.

職場まるごとお見舞い

なんとなく気合いの抜けた朝.午前中はシーツの交換,そして清拭.
入院して今日まで風呂に入ってなかったので,なんとかしてくれろと
頼んだら,とりあえず医師と相談.結果シャワーすら許可が下りずに
清拭になりますとのこと.これまで体力を摺り潰しながら観察していた
例では,おじーちゃんがカーテンに包まれ,複数の看護師のひとびとが
よってたかってなにかしている,というもの.なんだろうわくわく.
しかるのちに自分の番が来た.「なかむらさんは自分でできますよね」と
たらいに湯とタオルを渡されただけだった.ちぇ.結局醜態を晒さぬよう
他者への配慮としてカーテンを周囲に引き,自分の体をぐいぐい拭う.
本当は体も頭もざんざか洗いつくしたいところだが,そういうわけにも
いかないのでのろのろきゅきゅ.所詮は何もしないよりはマシ程度.
自分の体なのでうれしくもたのしくもなんともありませんでした.

午後から同居のひと来訪.下着とかワイシャツとか帽子とか.そういえば
こんなに長く帽子をかぶっていない時間なんて久しく過ごしてない.
逆に看護師のほうが帽子率100%であるなあ.恐れ多くてかぶれませんよ.

親のひとたちも毎日来ていたのだが,今日実家へ帰るそうで.
同居のひとが車で送るという話だったのだが連絡がずれていて
なかなか来ない.これから2時間くらいかかるとのこと.帰る時に
食事を,と考えていた同居のひとは間が持たないとかでコーヒーとか
プリンとか食ってました.ついでに今回の騒動の最初の方を一緒に
検証したりいろいろ.両親のひとも無事到着し,三人連れだって
出てゆく.それとすれちがいで友人がやってくる.家が近いことも
あってか,よく来てくれてうれしい.いろいろありがとうなどと.
仕事の話では「会社に戻っても椅子がなかったらどうしよう?」と
ぼやくと,それは冗談もほどにしろとか.ベッドの上で書き貯めた
妄想文書があるので,それを研究材料にして調査のひとつもするか.

晩の食事を終えて和んでいると,たくさんのおともだちがお見舞いに
来ていらっしゃいます,と看護師さん.いっぺんに入れちゃうと
病室が騒がしくなるからよければロビーまで出て,とのことで
行ってみると,職場から抜け出てきたようにみんなが揃い踏み.
総勢6人,みんな元気そうでなにより.と病人のいう台詞じゃないな.
酸素ボンベ担いで出ていったのでみんなびっくりしたようだけど,
これが現状なのであきらめてください.ということで電波な発言を
ごじゃごじゃとまきちらす.ネタということにしたいらしい.
最初はみんなもこわごわだったが最終的には笑ってくれたものと
考えておきたいらしい.それがせめてもの優しさと思ってくれい.

お見舞い終了.夜の点滴の時間.が,しずくが途中で止まる.
この病院の点滴は血管にあらかじめいつでも挿せる外付け血管を
設置して,点滴の時にはそこからぷちっとやるタイプなのですが
その大元がずれちゃったようです.再度挿し直すことになる.
しかしぼくの血管は細い上に脂肪層がみっちりのってるので
並大抵のことでは見付からないのですよ.困ったことであります.
看護師と医師が数回かけてダメで,最終的に挿された場所が
右手の甲.外付け血管は固定式なので,おかげでペンが持てない.
酸素タンクを操作するのもしんどい,というか危ない.うんもう.

ひとりでできません

のろのろと起床時刻.みんな忙しそうなのではじめてのセルフ車椅子.
もっと戸惑うかと思ったら,意外とそれなりに動かせてびっくり.
いろいろものが設置してあって狭い廊下を失敬八景でよたよたと.
無事にトイレも済ませ,戻ってみたら椅子を降りようにも看護師さんが
いないので酸素ボンベを外せない.ナースステーションは会議中で
呼び出すのも気がひける.そこを呼ぶのが患者というものかも
しれないけれど,せっかくなので廊下再往復.朝からいい運動です.
歩く運動を先にしないのは「クララが立ったのー」とハイジに
叫んでほしいから.ビジュアル的にはアルムおんじな気がしますが.

さて午前中のうちにレントゲンを撮るため車椅子でゴー.今回は
ナースまかせです.やはりひとりより速くて楽.別棟を通るため
初診待合ロビーを通り抜ける.みんな違う方向を向いて,一生懸命
こらえていて,こらえていて,それでもこらえきれなくて,
目を腫らしたひともいる.救急病院ってこういう場所なんだね.
撮影が終わってまた病室へ戻る.帰りはせめて,ロビーでは
目を伏せました.それくらいしかできないしやったからどうという
ことではないのだけれど.まっすぐに目を見る資格はないだろうな.

で,またお引っ越しらしい.基本的に手のかからない患者は
どんどんナースステーションから遠ざかるシステムらしい.
3号室から2号室へ.どんどんトイレが遠くなるのがつらい.

呼吸療法師の先生とのお話で,アイテム「酸素の鼻輪」の
正式名称が「カニューレ」だと判明.しかしこれ以上
話の膨らみようのないネタではある.でもそういうことを
密かに知ってほくそえむのが好きなのです.性分ですから.
次に主治医とのお話.顔が濃いと思ったら1/4イタリアらしい.
そんな話はどうでもよい.このままいけば今週末にでも
退院できればいいな,とのこと.あと歩いてみてもよしとの
判断をもらったので,酸素ボンベを転がしながら歩行器で
トイレ→2号室(ほぼ廊下いっぱい)を歩いてみる.部屋に
着く頃には息があがってました.上半身しびれるし.これじゃ
酸素ボンベ無しだとどういうことになっていたのやら.
ちなみに酸素飽和度(SpO2)は83%まで下がっていました.
具体的な数字だがレベルがよくわからん.とりあえず,
本来なら99%あってしかるべきなんだそうな.

家から持ってきてもらった使い慣れた睡眠薬を使い,
少し書きものをしてから電灯をぱちんと消して寝る.

へとへと

観察室から一般病室へとさらなるお引っ越し.普通の病人だわーい.
喜んでる場合ではありませんね.まだトイレのたびにナースコールで
車椅子ですよ.ひとりじゃ立つこともできません.いろいろと
自発的に動いてみようと試みたものの,疲労だけが蓄積された
うっとおしい午前となってしまいました.普通に立つだけでも
エネルギーって使うんだなあ.すぐに息があがってダメになります.
へとへとになる,という表現がぴったりであります.体が必要な
酸素を肺が充分に供給できていないのがまるわかりですね.

午後のお見舞い.主に後輩のみなさま.同時に会社での上司だったり
するひともいるのですが.まずは仕事に大穴をあけてしまったことを
お詫び.こればっかりは平に平に謝り倒すしかありませんので….
忙しい中フォローに回ってくれているその他のかたがたにも深く
深く深くお詫びいたします.後はよく考えたらここにはテレビも
ラジオもないので,外のニュースにものすごく疎くなっていることに
気づく.まあ,ぼくが寝てても勝手に地球は回っているのですから.

夜.ついに眠れなくなる.36時間リズム復活か.消灯は21時のところ
23時ごろまで書きものをして,その後はやるせないほどに眠れない.
0時頃音をあげて睡眠薬をもらう.普段のとは微妙に方向性の違う
薬を出されたので戸惑うが,ソレ系の薬は体から抜け来っている
はずなのでうとうとすることに成功.しかしトイレのため4時ごろ
目が醒めてしまい浅い眠り終了.昼寝して回復に努めましょう….

おひっこし

しろまる は 空気圧縮マスク を 手に入れた! ということで装備.
これはなにかとたずねたら,鼻と口の周囲に通常よりも濃度の高い
空気を無理矢理吹き込ませることで,肺の弱い人の声帯の動きを
補助してくれるというものであります.実は電動式人工喉頭のほうが
憧れだったのですが,そんなわがままをほざくとアクレスピオスに
蛇の杖で殴られますね.ひとまずなんとかしゃべれるようになって
うれしい.残念ながらここは病院なので,発声しなくても意志の
疎通が可能な電気式筆談であるメールやチャットができないのが
とても不便.これもテクノ依存症というやつなのでしょうか.

ICU から観察室へお引っ越し.もう集中治療受けなくてすみますか.
それからさらに新アイテム,酸素の鼻輪を手に入れました.これは
マスクをしなくても喋れるようになってきたので,あとは酸素の
大量補給をするために装備するもの.マスクよりも格段に小さく,
装着時の違和感も個人レベルではずっと少なくてすみます.ただ
鼻にパイプがずっぽまり.それが左右に分かれて耳から顎を渡り
首筋でキュッと固定する,誰がどう頑張っても素敵なアイテムには
なりがたい逸品となっております.見た目よりも治療が優先.

めざめ

通常の状態まで意識が戻る.こんなに満面の笑みに囲まれたことなんて
これまでの人生で一度もなかった気がしますよ.これまでの経緯を
ひとくさり拝聴.しかし大きな問題が.声が出せない.肺が壊れてるので
声帯を震わせるほどの力が出ないらしい.わかるひとには手話で,
わからないひとにはヘレン・ケラーの役作りをする北島マヤのように
手に文字を書いて意志を伝える.そのうち紙とペンをいただいたので
筆談を開始.やるやるとは聞いてはいたが,こちらが字を書くと
合わせて字で答える失敗を目の当たりにしてちょっと満足.耳は
ちゃんと聞こえています.だから普通にしゃべっててくださいな.

お見舞いのみなさんが退散したあとも,意識が戻ったということで
ICU の看護師も暖かくハイテンション.倒れた時かなにか,どうやら
後頭部を強くぶつけたらしく二ヶ所ほど大きめの傷.どこからか
デジカメが生えて来て「撮ってあげる見て見てー」と大はしゃぎ.
確かに枕に当たる位置がなんか微妙に痛いなと思ったのはこれか.

しかしさらにエスカレートして「なかむらさんお尻の方にもなんか
傷があるんですよ,見えない場所だからこれも撮りますね」と
ナース四人ほどに体をひっくりかえされ下半身を剥き出しにされ
写真を撮られてそれを見せられる.…えーと,高度なプレイか
なにかですか.金を積んで同じことを要求するとしかるべき筋では
かなり高くつきそうな気もします.人生なにごとも勉強であります.

ヒモつきの生活

あいかわらず管だらけの生活.おそらくそのころ意識下にあったのは
管が口の中に詰まって気持ちわるい…との一心.夢の中では「なんか
歯科技士にわけのわからん入れ歯を作らされた.歯の上にさらに
歯肉がある.気持ち悪いので外したい」と思っていました.
そんなものが実在するわけがないのですが,パイプだらけで
歯が噛み合わないからそんな思いで合理化を図ったのでしょうな.
あと「鏡を見せろ」とも叫んだような気がしますが,これも
周囲の皆の手でガンガン封じられていたのではないかと推測.